2016年12月14日にNHKで放送された「ガッテン!」で、「インフル・肺炎・がんに効く世界で発見!驚異のネギパワーSP」が放送されました。
新型コロナウイルスが流行する中で、手洗い、うがい、マスクなど予防策がありますが、免疫力を高めることも大切です。
ネギの効果についてと、「SARS(サーズ)」に被害がほとんどなかった山東省章丘についてついて、ご紹介します。
肺炎予防にネギが効く?
ネギとは、原産地を中国西部・中央アジアとする植物です。
ネギは、食べることで薬効がある植物とされています。
ネギの白い部分には、ビタミンCと、抗菌・抗カビ作用がある硫化アリル、発汗作用などで体を温める効果があるアリシンが多く含まれています。
また、アリチアミン(アリシンと水溶性ビタミンB1が会合することで生成される化合物)は、ビタミンB1に吸収を助けます。
これらの効果から、ネギが「風邪に良い」とされています。
「ガッテン!」では、ネギの青い部分に含まれる「ヌル」と呼ばれる粘液に健康成分があるとしていました。
最新研究によると、「ヌル」を摂取すると、免疫系が活性化して、インフルエンザ、肺炎、がん予防に期待できる可能性があるそうです。
「ヌル」は青ネギと、白ネギの青い部分に含まれています。
「SARS(サーズ)」の被害がほとんどなかった山東省章丘とは?
2003年に、中国で流行した新型肺炎「SARS(サーズ)」。
「サーズ」は、コロナウイルスの一種です。
中国有数のネギの産地である、山東省章丘は人口が100万ほどの地方都市です。
この山東省章丘では、サーズの被害をほとんど受けなかったそうです。
街の人々は、「ネギを生かじり」していたそうです。
ネギを切ると、細胞が壊れることで、香り成分である「アリシン」が発生します。
「アリシン」は、血管拡張・血流アップ効果があります。
抵抗力を高めてくれます。
ネギを加熱すると、アリシンが生まれないので、「ネギを生で食べる」ことが重要です。
納豆に刻んだネギを、沢山のせて食べると良いですね。
「アリシン」を沢山生み出すためには、「たくさん刻むこと」も大切です。
「風邪をひいたらネギを首にまく」も、「アリシン」による血流促進効果であり、迷信だけではないようです。
まとめ
インフルエンザ、コロナウイルスが流行して不安ではありますが、血流促進効果のある「生ネギ」を食べることで、免疫力を上げる力になりそうです。
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